インプラント咬合再構成歯周病治療
歯周病治療・インプラント治療によって口腔環境が長期的に安定している症例

Before

After
主訴 | 奥歯がずっと無くて、残っている歯もグラグラしてきている |
---|---|
診断名 | ・上顎左右臼歯部欠損症 ・下顎左側臼歯部欠損症 ・中等度~重度広汎型成人性歯周炎 |
年齢・性別 | 初診時50代・男性 |
治療期間・回数 | インプラント治療: 約2年 / 25回 * 並行して歯周病治療を行っています |
治療方法 | ・歯周病基本治療 ・インプラント埋入治療 ・予後不良歯抜歯術 |
費用 | インプラント治療:約 ¥4,900,000- |
デメリット・注意点 | 期間が長く、費用が高い |
備考 | 治療開始前にカウンセリング・画像解析・診断を行い治療計画を立案し、安全に治療をすすめていきます。 |
治療詳細
-
① 初診時の状態~
左右奥歯(大臼歯)で噛めている箇所がない状態です。全顎的な歯肉炎症が認められ、残った歯も歯周炎・かみ合わせの影響で動揺してきています。
-
歯肉の状態が悪く、出血しやすい状態でした。
BOP 100% -
6┐は歯周病が進行しており支持されている骨がない状態です。
-
② 歯周病初期治療後~
全顎的な歯肉炎症がなくなり、グラグラと動揺していた歯がしっかりしてきました。
保存が難しい歯は抜歯しています。患者様のセルフケアも確立してインプラント治療を行う準備が整いました。 -
③ インプラント治療後~
インプラント埋入によって奥歯でのかみ合わせが出来ました。
臼歯部での咬合が安定することで患者様のQOLの向上にも大きく寄与できました。残った天然歯への咬合による力学的負担も減り口腔環境の維持が期待できます。 -
歯肉からの出血も減少しています( BOP 100% → BOP 1,5% )。
-
④ 初診から6年後~
-
-
インプラント埋入後も定期健診を続けてもらい、安定した口腔環境が維持できています。
* 歯科治療上重要な 力学的 (かみ合わせ) コントロールと、炎症 (歯周病細菌) コントロールの両輪が確立されており今後も安定した予後が見込まれます。
-before- 初診時
-after- 定期健診時